美容室の頼み方がわからない人へ。そのまま使える伝え方と例文集

「今日はどうされますか?」——この一言で頭が真っ白になる人へ。性格を変えなくていい。ただ、使える言葉のセットを手元に置いておくだけで、当日の気持ちはずいぶん違います。

「うまく伝えられない」は、あなたのせいじゃない

美容室に入った瞬間から、なんとなく気が張る。

「いつもどうしてます?」と聞かれても、前のサロンは半年前だったり、そもそも前回どうオーダーしたか覚えていなかったりする。

「なりたいイメージを教えてください」と言われても、そのイメージを言葉にする方法がわからない。

……これは、センスがないからでも、コミュニケーションが苦手だからでもありません。

美容室の会話には、慣れている人が当たり前に知っているルールがあります。そのルールが最初から見えていないだけです。

この記事では「苦手なまま」を前提に進めます。性格を直そうとしない。ただ、段取りと言葉だけを先に渡します。

予約の電話、なんて言えばいい?

予約の電話が苦手、という人は多いです。

何を聞かれるかわからない。うまく答えられなかったらどうしよう。そう思うと、電話ボタンを押す前に気持ちが止まります。

でも実際に電話でやりとりする内容は、かなりシンプルです。

電話予約はこの一文から始めるだけ

最初の一文さえ言えれば、あとは向こうが進めてくれます。

  • 「カットの予約をしたいんですが、〇日の〇時は空いていますか?」
  • 「初めて伺うんですが、カットだけお願いできますか?」

細かいオーダーは当日でいい。電話では日時とメニュー(カットのみ、カラーも、など)だけ伝えれば完結します。

それ以上のことは、向こうから聞いてくれます。

「会話ゼロ」で予約できるサロンも増えている

最近は、ネット予約に対応しているサロンが多くなっています。

メニューと希望時間を選ぶだけで完結するので、電話をかけずに予約できます。

予約フォームに「要望欄」があれば、一言だけ書いておくと当日がスムーズになりやすいです。

  • 「初めての利用です。明るめのカラーに興味があります」
  • 「ショートにしたいのですが、カウンセリングで相談したいです」

書けそうなら書く。書けなければ空白でも大丈夫です。

当日「どうされますか?」への答え方

予約は乗り越えた。

でも席に座って「今日はどうされますか?」と聞かれた瞬間、また頭が真っ白になる——これが一番つらい場面かもしれません。

言葉でうまく説明できなくても、伝える方法はあります。

写真を1枚だけ用意しておく

InstagramやPinterestで「なんかいいな」と思った髪型の画像を、スマホに保存しておく。

「この写真みたいにしてほしいんですが」と差し出せば、あとは美容師さんが「長さはどのくらいにしますか?」「カラーはどうしますか?」と質問しながら進めてくれます。

一般的に、写真での伝え方は1〜2枚に絞ると伝わりやすいです。枚数が多いと「どれが本命か」が読み取りにくくなることがあります。

「完全に同じじゃなくていい」「雰囲気だけ参考にしてほしい」という場合は、その一言を添えるとよりスムーズです。

写真がない場合の言葉のテンプレ

写真が用意できなかったときは、以下を組み合わせるだけで方向性が伝わります。

伝えたいこと そのまま使える言葉の例
長さ 「今より5センチくらい短くしたい」「肩につかないくらいにしたい」
雰囲気 「明るめにしたい」「自然な感じにしたい」「スッキリさせたい」
決められない 「顔型に合うおすすめを聞いてもいいですか?」
変えたくない 「今と大きく変えずに、整える程度でお願いしたいです」

「なんとなく」「よくわからない」は正直に言って大丈夫です。

「どんな雰囲気が好きですか?」と聞き返してもらえるので、そこからまた話せます。

言葉が出てこなくて当然の場面です。最初から完璧に答えようとしなくていい。

苦手なまま失敗を減らす、当日の3つの準備

「伝わらなかったせいで仕上がりが微妙になった」——美容室が苦手な人が一番避けたいのは、たぶんこれです。

会話を得意にしなくていい。ただ、3つだけ準備しておくと、当日の不安がぐっと軽くなります。

① 「これだけは嫌」を一言だけ言っておく

「こうしてほしい」が言えなくても、「これだけはやめてほしい」は言いやすいことが多いです。

  • 「前髪は切りすぎないでほしい」
  • 「サイドは残したい」
  • 「色は派手にしたくない」

NG条件を一つでも伝えておくと、方向性がぐっと絞られます。

「こうしてほしい」より「こうはしないでほしい」のほうが、言葉にしやすい人は多いです。それで十分です。

② 途中で「もう少し〜」と言える準備をしておく

カット中に「思ってたより短い気がする……」と感じても、言い出せずにそのままになりがちです。

「もう少し残してもらえますか?」は、多くのサロンでどのタイミングでも伝えて大丈夫です。美容師さんは日々さまざまなオーダーに対応しているので、途中で調整を求めることは珍しくありません。

気になったら、我慢せずに一言だけ。

③ 当日の服装は首まわりがすっきりしたものにしておく

意外と盲点なのが、当日の服装です。

カットやカラーの施術では、ケープをかけたり首まわりを確認したりすることが多いため、一般的にタートルネックやフード付きのパーカーよりも、首まわりがすっきりしたインナーのほうが作業しやすいサロンが多いです。

「当日どんな服で行けばいい?」と迷ったら、首まわりがあいているインナーにしておく——それだけで十分です。

よくある質問

「全部おまかせ」でオーダーしてもいいですか?

できます。「おまかせでお願いします」は立派なオーダーです。
ただ、「長さはおまかせ」「雰囲気だけ〇〇系で」のようにおまかせの範囲を一言添えると、仕上がりのイメージが合いやすくなります。
大きく変えたくない場合は「今と大きく変えずに整える感じで」と一言加えておくと安心です。

会話したくない、というのは失礼ですか?

失礼ではありません。施術中の会話が苦手な人は多く、美容師さんも慣れています。
「今日は静かに過ごしたいです」と最初に一言伝えてしまうのが、一番気楽です。
サロンによっては予約時の備考欄に「会話なし希望」と書ける場合もあります。予約前に確認してみるといいです。

初めての美容室で特に緊張します。何か準備できますか?

予約時に「初めてです」と一言伝えておくだけで、当日のカウンセリングを丁寧にしてもらいやすくなります。
「なりたいイメージに近い写真1枚」と「これだけはやめてほしいこと1つ」を用意しておけば、かなり安心して臨めます。
「初めてで何も詳しくないんですが」と正直に言ってしまうのが、実はいちばんスムーズです。

写真を見せるとき、うまい見せ方はありますか?

1〜2枚に絞って、「この雰囲気が好きです」「長さはこのくらい」と一言添えるのが伝わりやすいです。
「完全に同じじゃなくていい」「自分の髪質に合う範囲でアレンジしてほしい」という場合は、その旨も一言添えると、美容師さんが提案しやすくなります。

まとめ:苦手なままで、ちゃんと伝わる

美容室の頼み方がわからなくても、会話が苦手でも、何も変えなくていい。

写真1枚・嫌なことを一言・日時とメニューだけ電話で伝える。

それだけで、当日の気持ちはずいぶん違います。

一つだけ付け加えるとすれば、サロン選びの段階でも「自分に合う雰囲気かどうか」を確認しておくと、さらに安心です。

たとえば、予約時に会話なし希望を受け付けているか。ネット予約に対応しているか。初めての人向けのカウンセリングが丁寧そうか。サロンのホームページやSNSで雰囲気を見ておくだけで、入店前の緊張がやわらぐことがあります。

「苦手だけど、自分に合いそうなサロンをちゃんと選びたい」と思ったら、まず地域のサロンをのぞいてみてください。予約スタイルやカウンセリングの雰囲気は、サロンによってかなり違います。自分がいちばん気楽に入れる場所を、焦らず探してみてください。


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